オヤマボクチ

キク科ヤマボクチ属

分布 青森〜岐阜県・四国

花期 9〜10月

特徴

 日当たりの良い山野に生え、高さ1〜1.5メートルになる。茎は太く紫色を帯び、クモ毛があり、上部で枝分かれする。根出葉は花時には枯れ、下部の茎葉は卵状楕円形〜卵形、長さ15〜35センチ。先は円頭〜鈍頭、基部は心形、縁には欠刻状の鋸歯がある。裏面には白いクモ毛が密生して白く、時に褐色。葉柄は長さ5〜20センチ。
 頭花は長い柄の先に下向きに咲き、径3.5〜5cm。花冠は紫褐色〜暗紫色で、長さ17〜21ミリ。総苞は球状鐘形、径約3cm、センチクモ毛がある。総苞片は中部で幅1.5〜2ミリ、先端は刺になる。

撮影手記

01年、Tさんと奥秩父山系へ野草撮影に行く。大月でレンタカーを借りて、目的の峠へ。ところが林道工事のため通行できず、急遽、目的地を変えて別の峠・湯沢峠に変更。目的の花は撮影できなかったけれど、雄大なる富士山の展望に声をあげ、草原に咲くオヤマボクチなどを撮影した。

左 2001年9月23日 山梨県大月市湯沢峠
キャノンEOS−1 EF100ミリマクロ
     
2021年10月10日 高尾山  キャノンEOS6DU EF50ミリマクロ オリンパスTG−6

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