マルバノサワトウガラシ




絶滅危惧1B類

ゴマノハグサ科サワノトウガラシ属

分布  本州・四国・九州

花期  8月

特徴
 湿地に生える一年草。茎は直立して高さ5〜20センチ。円柱状で柔らかい。茎の下部には毛がないが、上部や花柄、萼などには腺毛がある。葉は卵円形で長さ4〜10ミリ。5〜7脈があり、先がやや尖る。花は上部の葉腋からでった細い柄の先につく。

撮影手記

04年、渡良瀬遊水地へTさんと行く。炎天下の中、したたる汗をぬぐいながら、背丈をこすアシをかきわけ、眼をはいつくばせて探す。地獄のようなきつい探草。苦労の末、無事撮影。
 渡良瀬遊水地でマルバサワトウガラシ自生するところは、大雨がふるとたちまち、池の中になるところ。そうなってしまうと、その年の撮影はあきらめざるえない。
 なお撮影後、この後大きな台風がいくつも本州を上陸し、各地に大きな被害をもたらせた。もちろん、この地も水面下に沈み、まさにこの時の撮影はタイミング的に良かった。

2004年8月8日 渡良瀬遊水地
キャノンEOSー1 タムロン90ミリマクロ

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