キタミソウ

     
  1993年10月10日  埼玉県越谷市
キャノンF−1 FD200ミリマクロ
 2023年12月3日 埼玉県行田市
  キャノンEOSR7 EF50ミリマクロ 
   2023年12月3日 埼玉県行田市
 オリンパスTG−6
     
  2023年12月3日 埼玉県行田市 オリンパスTG−6
絶滅危惧2類

ゴマノハグサ科キタミソウ属

分布 北海道・渡良瀬遊水地・埼玉県・九州

花期 5月〜10月

特徴

キタミソウはシベリアから中国東部など寒い地方に分布する植物である。非栄養素できれいな湧水があり、水辺の浅瀬に生える。日本では、北海道の北見地方と九州の熊本市郊外、および埼玉県の荒川流域・群馬県・埼玉県・栃木県に交差する渡良瀬遊水地・奈良県の一部しか分布していない。名前は発見地の北見市による。
茎は細くて短い。葉は細いさじ形で長さ1,5〜5センチ。毛はない。花は小さく白色または紅淡紫色をおび、細い柄の先につく。花冠は5裂し、裂片は開毛する。筒部は短い。花柄は4〜20ミリ。花が終わると垂れる。護岸工事が行われたり、水質が汚染し富栄養素化が進むと大型の雑草が生え、キタミソウは絶える。(永田芳男著 レッドデータ・プランツ参考)
保護化が進み、絶滅危惧1A類から絶滅危惧2類になり、この格下げはうれしい格下げである。

撮影手記

キタミソウは主に水田・用水路に生育する。稲刈りのため田圃の水を抜き取り、干上がってから急いで芽を出し、葉を出し、花をつけ実らせる。

93年、埼玉県越谷の自生地は用水路。毎年秋に用水路の水門を閉じて、田圃と同じような環境になる。越谷の自生地は川遊びする人、家族や友人とバーベキュウ遊びで一杯。そんな中、全く場ちがいのように三脚つけたカメラで、撮影をした。当時は超がつくほど、希な植物なのに、ここでは、まるで忘れ去れているようだ

23年、友人と埼玉県の行田市の自生地に行く。キタミソウは30年ぶりの再会。ここの自生地は地図に掲載され、入口には大きなキタミソウ自生地の看板がある。市としてはあらたな観光地・名所にしたいのかもしれないけれど、花が小さい上に地味で見栄えがない。人を呼ぶ観光地には、まずはならないと思う。

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