カワヂシャ

準絶滅危惧種

ゴマノハグサ科クワガタソウ属

分布 関東以西・四国・九州・沖縄

花期 5〜6月

特徴

川べりに生えるヂシャ(レタス)という意味。若菜は食べられる。田んぼのあぜ道や湿ったところに生える高さ10〜50センチの多年草。茎・葉は無毛でやわらかい。葉は対生して長さ4〜8センチ。幅8〜2,5センチの披針形。やや尖った鋸歯。基部は茎をまく。葉腋から長さ5〜15センチの細い総状花序をだし、直径3〜4ミリの小さな花をたくさんつける。

撮影手記

渡良瀬遊水地は、昔ならば当たり前に生えていた人里の植物が、そのまま隔離されて残った貴重な場所。高山のお花畑のような華やかさはないけれど、貴重な野草が多く楽しい。カワジシャも昔は田んぼのきらわれ雑草だったのに、今や滅び行く花のひとつ。
 
左  2003年5月18日  渡良瀬遊水地
キャノンEOS−1 タムロン90ミリマクロ

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